［社会］仕組み・手続き(申請・届出)・内容証明郵便など

婚約―手続き―婚約証明書（婚約証書）

婚約証明書とは

婚約証明書の定義・意味・意義

婚約証明書（こんやくしょうめいしょ）とは、婚約を交わしたことを証明する書面をいう。

婚約証書（こんやくしょうしょ）ともいう。

婚約証明書の趣旨・目的・役割・機能

１．記念日として

婚約証明書により、婚約をした日、たとえば、プロポーズをした（された）日などが、書面のかたちで記念に残ることになる。

２．提出書類

市営・県営住宅などの公営住宅を借りる場合、同居予定親族者であることを証明する書類として、婚約証明書の提出を義務づけている自治体が多くある。

３．婚約の証明

婚約は、当事者に意思能力さえあれば、口約束でも有効に成立する。

したがって、婚約をするには、結納、婚約指輪その他の慣習的な儀式はもちろんのこと、書面も必要ない。

婚約とは

また、日本では「婚姻届」という制度はあるが、「婚約届け」などという制度はない。

したがって、万が一、正当な理由もないのに、婚約を一方的に破棄されたので、「婚約の不当破棄」として相手に損害賠償をしようとしても、単なる口約束では、本当に婚約をしたという事実の証明が困難になる場合がある。

この点、婚約証明書を作成していれば、「婚約した」という事実を容易に立証できる。

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