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日本の選挙の分類―国政選挙―衆議院議員選挙―衆議院議員総選挙（総選挙）―小選挙区比例代表並立制―制度―重複立候補制―惜敗率

惜敗率とは

惜敗率の定義・意味・意義

惜敗率とは、小選挙区において、各立候補者が選挙区で得た得票数の、同一選挙区の当選者の得票数に対する割合をいいます。

惜敗率（％） ＝ 各立候補者が選挙区で得た得票数 ／ 同一選挙区の当選者の得票数 × １００

いわば、立候補者が落選した場合においてどれだけ健闘したのかを評価するための指標となります。

つまり、惜敗率が高い立候補者ほど落選はしたもののよく健闘したということになります。

惜敗率の趣旨・目的・役割・機能（位置づけ・体系）

重複立候補制における当選者の決定基準

日本の衆議院議員総選挙では小選挙区制と比例代表制とを組み合わせた選挙区制である小選挙区比例代表並立制が採用されています。

このうち比例代表制は拘束名簿式比例代表制で、当選者は各政党の獲得議席数まで政党があらかじめ提出しておいた候補者名簿の登載順位にしたがって決定されます。

ただし、小選挙区と比例代表の両方で立候補できる重複立候補が認められていて、小選挙区で落選しても、比例代表で復活当選することが可能です。

そして、この重複立候補者については名簿の順位を同順位とすることができます。

同順位とした場合に立候補者の当選を決定する基準が惜敗率とされています。