［社会］仕組み・手続き(申請・届出)・内容証明郵便など

行政機関―中央省庁―構成―外局

外局とは

外局の定義・意味・意義

外局とは、中央省庁において、府と省の下で、特殊な事務や独立性の強い事務を行う組織・機関をいいます。

外局の分類・種類

外局は、合議制の委員会と独任制の庁の２つに大別されます。

1. 委員会…合議制
2. 庁…独任制

外局の範囲・具体例

外局の範囲

たとえば、証券取引等監視委員会や宮内庁、警察庁、検察庁のように「委員会」「庁」という名称が使われていても、外局ではない場合があります。

外局の具体例

内閣府

• 公正取引委員会
• 国家公安委員会
• 金融庁
• 消費庁

総務省

• 消防庁

法務省

• 公安調査庁

財務省

• 国税庁

文部科学省

• 文化庁

農林水産省

• 水産庁

経済産業省

• 資源エネルギー庁
• 特許庁
• 中小企業庁

国土交通省

• 気象庁
• 海上保安庁

外局と関係・関連する概念

反対概念・対概念

内部部局（内局）

外局の位置づけ・体系

中央省庁は、府、省とその外局である庁、委員会などから構成されています。

府・省・庁・委員会にはその本体部分として内部部局（単に内局とも）が設けられ、さらにその下に部・課・室があります。

そして、内閣を組織する内閣総理大臣とその他の国務大臣（閣僚）がそれぞれ府と省の責任者となります。

• 府
  • 内部部局（内局）
  • 外局
    • 庁
    • 委員会
• 省
  • 内部部局（内局）
  • 外局
    • 庁
    • 委員会

外局の趣旨・目的・役割・機能

外局は、形式上は内部部局と同様に府省に属していますが、担当する業務の特殊性・専門性から府省本体と同等の地位を有しています。