[社会]仕組み・手続き(申請・届出)・内容証明郵便など

日本の社会の仕組みや行政手続き等の方法・仕方・手順などを取り扱います。


通風性(通気性)


通風とは

通風の定義・意味など

通風(つうふう)とは、2カ所以上の通気口(など)の風圧差によって換気を行う方法をいう。

風力換気ともいう。

参考:平凡社 『世界大百科事典』

通風の位置づけ・体系(上位概念等)

換気

換気の方法は機械換気と自然換気に大別されるが、通風は自然換気のひとつである。

シックハウス対策として24時間換気システム(機械換気)が義務づけられているが、健康のためには、やはりや戸などの建具を適切に配置して風通しをよくし、自然の風も出入りさせること(通風)も重要である。

自然の風は、湿気を取り除くだけでなく、涼しさや季節感を運んでくるなど情緒面での効果も高い。

飯島 信樹等共著 『快適な生活をつくる間取りの決め方』 西東社、2010年、34項。

なお、地域には固有の風向きがある。

したがって、風通しのよい住宅にするには、この風向きに沿った位置にを配置する。

たとえば、東京であれば、南から北へ風が吹く傾向があるので、の位置は南から北へ風が抜けるように考える。

佐川 旭 『住まいの思考図鑑』 エクスナレッジ、2015年、42項。

通風の目的・役割・意義・機能・作用など

換気

住宅の通風性を高める意義としては次のようなものがある。

  • 換気
    • 湿気対策
    • 汚れた空気と新鮮な空気の入れ換え
    • 防暑対策

湿気対策

過度の湿気は、室内の快適性を損ねるほか、結露やカビが発生しやすくなり建物を傷める。

なお、吉田兼好の『徒然草』に「の作りやうは夏をむねとすべし」とあるように、日本の住宅は伝統的に夏を中心に考えられ、通気性を重視した構造で対処してきた。

しかし、冷暖房設備の普及により、気密性・断熱性を高めたづくりが行われるようになったが、その結果、シックハウスや結露・カビの発生など新たな問題を抱えることとなった。

そのため、高温多湿な日本では、現代においても通風を基本におくべきであるという考え方もある。

佐川 旭 『住まいの思考図鑑』 エクスナレッジ、2015年、44項。



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