[社会]仕組み・手続き(申請・届出)・内容証明郵便など

日本の社会の仕組みや行政手続き等の方法・仕方・手順などを取り扱います。


書式・文例・テンプレート―消費者契約法により契約を取り消す内容証明郵便の書き方・例文・雛形


内容証明郵便を利用する期・タイミング・意味

事業者の不適切な勧誘によって消費者契約を締結した場合には、消費者は契約を取り消すことができます。

そして、この取消し意思表示は、事業者へ通知する必要があります。

この点、クーリングオフ意思表示は書面ですることとされていますが、消費者契約法に基づく契約取消し意思表示は口頭でもかまいません。

しかし、取消し意思表示をしたことの証拠を残すために、配達証明付の内容証明郵便にして文書・書面で通知しておいたほうが確実です。

内容証明郵便の書面の書き方のポイント

消費者契約法では、契約を取り消すことができる事由(理由)を、次の2つの場合に限定しています。

  • 誤認
  • 困惑

そして、消費者の「誤認」「困惑」をもたらす事業者の不適切な勧誘を、次の5つの場合としています。

  • 不実の告知
  • 断定的判断の提供
  • 不利益事実の故意の不告知
  • 不退去
  • 退去妨害

消費者契約法を適用するための要件(条件・適用範囲)

そこで、書面には、事業者の行った不適切な勧誘の事実と契約を取り消す旨などを盛り込みます。

消費者契約法に基づく契約取り消し通知書の具体例(文面・例文・見本)

この文例は、事業者側の「不実の告知」により「誤認」して契約を締結したパターンです。

契約締結に際しては、貴社の行った○○○○という説明…」という箇所を適宜変更すれば、様々なパターンに応用できると思います。

以下の例文をワードで作成したものは次のページからダウンロードできます。

(内容証明郵便)(一般)消費者契約法による売買契約の申込みの取消しの通知書の書き方・例文・文例 書式・様式・フォーマット 雛形(ひな形) テンプレート08(ワード Word)

契約取消し通知書

私は貴社より、平成○○年○○月○○日付けで、○○○○(商品名)を代金○○円で買い受ける契約をし、同日代金の全額○○万円をお支払いいたしました。

しかし、契約締結に際して、貴社の行った○○○○という説明を信じて商品を購入したのですが、実際は○○○○であり、その説明は事実とは異なっていました。

そこで、私は、消費者契約法第4条に基づき、上記契約の申込みを取り消します。

つきましては、支払い済み代金○○○円を速やかに返還するよう請求いたします。

平成○○年○○月○○日           

○○県○○市○○町○丁目○番○号
○○ ○○

○○県○○市○○町○丁目○番○号
有限会社○○○○
代表取締役 ○○ ○○ 殿



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  3. 基本知識―消費者契約法を活用するための方法・マニュアル
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