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住宅の新築(3)住宅の仕様の検討―住宅の性能⑧音環境(防音性)


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  1. 防音性

    (複製)防音には遮音と吸音がある。遮音とは外部から、または外部に空気や固体を介して伝わる音(空気音と固体音)を遮断することをいい、吸音とは内部で発生する音を吸収することをいう。
  2. 防音性―遮音性能

    (複製)遮音性能とは、外部から空気や固体を介して伝わる音(空気音と固体音)を遮断する能力の高さをいう。「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(通称:品確法)に基づく住宅性能表示制度において、「音環境に関すること」として住宅の性能のひとつに位置づけられている。遮音性を高めるには単位面積当りの質量と気密性がポイントとなる。
  3. 防音性―遮音性能―基準

    (複製)遮音性能の基準としては日本建築学会の推奨等する基準と住宅性能表示制度における評価方法基準がある。
  4. 防音性―遮音性能―基準―空気音―透過損失(音響透過損失)

    (複製)透過損失とは、材料に入射した音(入射音)の大きさ(dB)と材料を透過した音(透過音)の大きさ(dB)との差をいう。「TL」と表記され、単位は「dB」である。音響透過損失ともいい、遮音性能を表す。
  5. 防音性―遮音性能―基準―空気音―日本建築学会の推奨基準等―壁―D値

    (複製)D値とは、現場(実際の建築物)で中心周波数125、250、500、1000、2000、4000Hzの6つの帯域について音響透過損失(TL)をそれぞれ測定し、これを日本建築学会の遮音基準曲線(D-30からD-60までの7つの曲線がある)にあてはめ、6帯域のすべての測定値が各遮音基準曲線での6帯域における基準値を上回るとき、その上回る基準曲線のうちの最大の基準曲線の数値をいう。現場(実際の建築物)における、空気音に対する壁の遮音性能を表す指標で、数値が大きいほど、壁の遮音性能が高いことを意味する。日本建築学会では、マンションなどの集合住宅等について、その推奨基準を示している。
  6. 防音性―遮音性能―基準―空気音―日本建築学会の推奨基準等―壁―TDL値

    (複製)TLD値とは、音響実験室での音響透過損失(TL)の測定値を、D値と同様に日本建築学会の遮音基準曲線にあてはめて求めた数値をいう。D値が5dbステップで評価される(例.D-60、D-55等)のに対して、TLD値は1dbステップで評価される。D値とは異なり、現場(実際の建築物)ではなく音響実験室で測定されるので、回り込む音の影響がなく、壁単体の遮音性能を正確に表す。
  7. 防音性―遮音性能―基準―空気音―住宅性能表示制度の評価方法基準―壁―Rr

    (複製)Rrとは、日本工業規格 A1419-1 に規定する音響透過損失等級をいう。実験室で測定された壁単体での空気音の透過のしにくさ(伝わりにくさ。遮音性)をあらわし、品確法に基づく住宅性能表示制度において、新築住宅のうち共同住宅等の隔壁の遮音性能の基準とされている。
  8. 防音性―遮音性能―遮音対策

    (複製)建物の遮音性を高めるには、音の遮断(質量側)と建物の高気密化の2つの方法が考えられる。音の遮断は①壁材②建具類③床材のそれぞれに分けて検討する必要がある。
  9. 防音性―遮音性能―遮音対策―筐体―遮音材料

    (複製)遮音材料とは、空気音を遮断する(遮音)ための(つまり、音響透過損失の大きい)防音材料をいう。一般に①遮音材料②吸音材料③制振材料④防振材料の4つの種類に分類される。
  10. 防音性―遮音性能―遮音対策―筐体―遮音材料―分類・種類

    (複製)鉄筋コンクリート造の場合、遮音材料は①単層構造②積層構造③中空多重構造の3つに大別される。木造の場合は、壁厚などの制約があり、遮音シート・遮音パネルや制振シート・制振遮音ボードなどと呼ばれる遮音材料・制振材料を用いる
  11. 防音性―遮音性能―遮音対策―筐体―制振材料

    (複製)制振材料とは、材料などに伝搬した振動を減衰させる防音材料をいい、ボード系材料に貼ることにより、固体音を抑制して遮音性能を向上させることができる。
  12. 防音性―遮音性能―遮音対策―建具類―窓―防音サッシ

    (複製)防音サッシとは、外部から空気を介して伝わる音(空気音)を遮断する性能(遮音性能)が高いサッシをいう。サッシの遮音性能は、ガラス厚とサッシの気密性によって決定される。JIS規格ではサッシの遮音性能の指標としてT-1~T-4までの4つの等級を定めている。
  13. 防音性―遮音性能―遮音対策―建具類―窓―防音サッシ―二重サッシ

    (複製)二重サッシとは、サッシを二重にしてガラスを2列に配置したものをいう。二重窓または内窓とも呼ばれる。遮音効果と断熱効果がある。



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