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高齢者への虐待―高齢者虐待防止法―高齢者虐待防止法とは

高齢者虐待防止法とは

高齢者虐待防止法の意味・定義

高齢者虐待防止法とは、養護している同居の家族や老人介護サービスのスタッフなどによるさまざまな虐待から高齢者を守ることを第一の目的として、平成１８年４月から施行された法律です。

正式名称は、「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」といいます。

高齢者虐待防止法の経緯・歴史

児童や女性については、児童虐待防止法やDV防止法により、家庭内暴力から守るための制度があったのですが、高齢者への虐待を防ぐ法律はありませんでした。

そこで、平成１８年４月から高齢者虐待防止法が施行されました。

高齢者虐待防止法の内容・概要

虐待の分類・種類

高齢者の虐待は、大別すると、家庭内虐待（「養護者による高齢者虐待」）と老人ホームなどの施設による虐待（「養介護施設従事者等による高齢者虐待」）とがあります。

また、虐待については、次の５つに定義されています。

1. 身体的虐待
2. 介護・世話の放棄・放任（ネグレクト）
3. 心理的虐待
4. 性的虐待
5. 経済的虐待