公売
公売とは
公売の定義・意味など
公売(こうばい)とは、国(国税局・税務署)が差し押さえた財産を、原則として誰でも参加できる入札またはせり売りによって売却する制度をいう。
参考:公売情報 https://www.koubai.nta.go.jp/auctionx/public/hp001.php
国税徴収法
(公売)
第九十四条 …
2 公売は、入札又はせり売の方法により行わなければならない。
公売の位置づけ・体系(上位概念等)
租税滞納処分
差押財産の換価
租税滞納処分の手続きのひとつに差押財産の換価がある。
この差押財産の換価の方法が公売である。
国税徴収法
(公売)
第九十四条 税務署長は、差押財産を換価するときは、これを公売に付さなければならない。
なお、租税(国税・地方税)が滞納された場合、次のとおり、租税滞納処分の手続きがとられる。
- 督促
- 滞納者の財産の差し押さえ
- 差押財産の換価
- 換価代金等の配当
公売と関係する概念
間違いやすい概念
競売
公売は税金の滞納者が対象で、国税局・自治体が実施する。
たとえば、所得税を滞納した人が車を差し押さえられて売却されるというのが公売である。
これに対して、競売は貸したお金などが返済されない債権者が裁判所に申し立てて行われる。
たとえば、借金を返済しない人が車を差し押さえられて売却されるなどである。
公売の方法
公売はさまざまな方法で行われている。
代表的なのはネットオークション※で、全国から公売情報が集められネット上で誰でも入札に参加できる。
※Yahoo!が2004年に開設した『官公庁オークション』
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