住宅の新築(3)住宅の仕様の検討―住宅の性能①安定性
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耐震性
住宅の耐震性を確実にするためにまず必要なことは、地盤調査を行ったうえで、地盤の強度にあわせた基礎工事を行うことである。また、建物自体の耐震性ももちろん重要である。耐震性―耐震基準
耐震基準とは、建築基準法とこれを受けた建築基準法施行令が定める、建築物が最低限度の耐震性を有していることを保証し、建築を許可するための基準である。耐震性―地盤調査
地盤調査とは、建物などの構造物を建設する際に、あらかじめ地盤の性質を知っておくために行われる調査をいう。これにより良好地盤か不同沈下のおそれがある軟弱地盤かが判定される。耐震性―地盤調査―軟弱地盤
軟弱地盤とは、粘土・シルト・泥炭あるいは砂質などの軟らかい地盤の総称をいう。軟弱地盤は構造物の十分な支持力をもたず、不同沈下のおそれがある。軟弱地盤かどうかは地盤調査により調べることができるほか、インターネットなどでも調べることができる。耐震性―地盤調査―軟弱地盤―地盤改良
地盤改良とは、構造物を建設する場合、自然のままの地盤では安定性が不足するときに人工的な手を加えてその地盤をその目的に適した性質に改良することをいう。住宅などの建築物の場合は①表層改良②柱状改良③鋼管杭改良などの方法がある。耐震性―基礎工事
基礎工事とは、基礎構造物(建築物に負荷されるさまざまな荷重を地盤に伝達するための構造物。単に「基礎」とも呼ばれている)の施工の総称をいう。耐震性―基礎工事―ベタ基礎
ベタ基礎とは、地面と接する建築物の底面全体を一体の鉄筋コンクリートで支える基礎をいう。安定性に優れるとともに断熱・防湿も期待できる。
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