[社会]仕組み・手続き(申請・届出)・内容証明郵便など

日本の社会の仕組みや行政手続き等の方法・仕方・手順などを取り扱います。


外交―日本―原則―新機軸―自由と繁栄の弧


自由と繁栄の弧とは

自由と繁栄の弧の定義・意味・意義

自由と繁栄の弧とは、ユーラシア大陸の外周に成長してきた新興の民主主義を帯のようにつなぎ、各種の支援・協力を通じて普遍的価値(←価値の外交)を根付かせることで、豊かで安定した地域にするという外交原則をいいます。

麻生太郎が平成18年(2006年)11月30日にホテルオークラで開催された講演で初めて打ち出しました(平成19年版(2007年)外交青書より)。

自由と繁栄の弧

外務省サイト『「自由と繁栄の弧」をつくる 拡がる日本外交の地平 外務大臣 麻生太郎 日本際問題研究所セミナー講演』より引用

 

自由と繁栄の弧の範囲・具体例

  • 北欧諸
  • バルト諸
  • 中・東欧
    • ウクライナ
  • 中央アジア
  • コーカサス
    • グルジア
    • アゼルバイジャン
  • トルコ
  • 中東
  • インド
  • 東南アジア
    • カンボジア
    • ラオス
    • ベトナム
  • 北東アジア

 

自由と繁栄の弧の位置づけ・体系

新機軸の日本外交の原則

自由と繁栄の弧は価値の外交と並び、従来の日本外交の三原則もう一本さらに追加した「新機軸」の外交原則と位置づけられます。

 

自由と繁栄の弧の趣旨・目的・役割・機能

生存・安定・繁栄という益の三大目的の追求

民主主義、自由、人権、法の支配、そして市場経済といった「普遍的価値」を「自由と繁栄の弧」の形成を通じて具体的に実現することで、自らの生存と安定、それに繁栄という、益の三大目的を追求します。

我が日本は今、北東アジアから、中央アジア・コーカサス、トルコ、それから中・東欧にバルト諸までぐるっと延びる「自由と繁栄の弧」において、まさしく終わりのないマラソンを走り始めた民主主義各の、伴走ランナーを務めてまいります。

この広大な、帯状に弧を描くエリアで、自由と民主主義、市場経済と法の支配、そして人権を尊重する々が、岩礁が島になり、やがて山脈をなすように、ひとつまたひとつ、伸びていくことでありましょう。

その歩みを助け、世界秩序が穏やかな、平和なものになるのを目指すわけであります。

我が日本は、世界システムの安定に死活的な利害を託す、大の一員であります。自らの生存と安定、それに繁栄という、益の三大目的を追求しようといたしますと、日本くらい大きなになりますと、世界のどこで何が起きようが無縁ではいられません。

でありますからこそ、米はいうまでもなく、豪州、インド、それにEUあるいはNATO諸という、思いと利益を共有する友邦諸とますます堅固に結ばれつつ、「自由と繁栄の弧」の形成・拡大に努めてまいらねばならぬと、固く信じるわけであります。

外務省サイト『「自由と繁栄の弧」をつくる 拡がる日本外交の地平 外務大臣 麻生太郎 日本際問題研究所セミナー講演』より引用

 



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