［社会］仕組み・手続き(申請・届出)・内容証明郵便など

委員会制度（委員会制）

委員会制度とは

委員会制度の定義・意味など

委員会制度（いいんかいせいど）とは、国会の各議院に少数の国会議員で構成される委員会を設置し、国会で審議・議決すべき案件を本会議に先立って委員会にゆだねる制度をいう。

単に委員会制（いいんかいせい）ともいう。

委員会制度の目的・役割・意義・機能・作用など

委員会制度は国会で取り扱う案件が大量化かつ専門化したことから導入された。

全議員で構成される本会議より少数議員で構成される委員会のほうが能率的に審議でき、議員も専門的な研究ができる。

委員会制度の位置づけ・体系（上位概念等）

委員会で審議・議決が行われると、審議は本会議に移行する。

なお、委員会や本会議では、重要法案の場合は、公聴会を開いて学識経験者や利害関係者の意見を参考にする。

また、委員会で否決されても、本会議で可決されることはありうる。

委員会制度と関係する概念

反対概念・対概念

本会議制

委員会制度に対して、本会議中心の国会運営のしくみを本会議制という。

委員会制度の歴史・沿革・由来・起源・経緯など

戦前の日本は本会議中心の本会議制であったが、戦後、アメリカにならって委員会制度が導入された。