書式・文例・テンプレート―学校での子供のいじめを加害者の親に通知する
内容証明郵便を利用する時期・タイミング・意味
学校で子供がイジメにあっている場合、まずは担任教師などにその旨を相談します。
そして、加害者の子供の親に対しては、最初は口頭で善処を申し入れます。
この場合、下手をすると、かえって相手の態度を硬化させる可能性も十分にありますので、学校の場合以上に、気をつかう必要があります。
事態が改善されない場合には、加害者の親に対しても、内容証明郵便を送付し、文書でいじめの防止を求めてみることも検討します。
書き方のポイント
感情的にならず、事実関係を正確に把握したうえ、具体的にいじめの被害の実態や、これまでの経緯を書きます。
その際、学校には相談済みで、学校側もすでにいじめの存在を認識したうえ、問題解決にあたっているということをさりげなく伝えます。
また、ケースバイケースですが、内容証明郵便を用いるにしても、最初からいきなり損害賠償を請求するというよりは、相手の子供への指導を要求するようにした方がいいでしょう。
第一目的はいじめをなくすことですから。
加害者の親に子供のイジメ対策を求める内容証明郵便の具体例(文面・例文・見本)
通知書
拝啓
このたび、貴殿のご子息○○君の私の長男○○に対するいじめの件でお手紙を差し上げました。
すでに、何度か口頭にて抗議させていただいたとおり、○○は、○月頃から、○○君とその仲間である○○君と○○君のグループから日常的にいじめにあっております。
具体的には、文房具や上履きを隠されたり、捨てられたりといったいじめはほぼ毎日のように受けており、教科書も落書きされていました。
○月頃からは、お金もたびたびせびられるようになり、私が把握しているだけでもすでに○○万円を渡しているようです。
さらに、○月○日には暴力を受け、手足にアザを…(←このように具体的にいじめの事実をできる限り正確に記述していきます)。
担任教師の○○○○先生にもご相談したところ、上記いじめの事実を確認したうえ、○○君らに対して、何度か注意をしていただきました。
その後も○○先生とは連絡を取りながら事態を注意深く見守っていたのですが、いじめが収まる気配はありません。
どうか貴殿におかれましても、○○君の保護者として厳重なるご指導をしていただきますよう、ここに重ねてお願い申し上げます。
○○はもう学校へは行きたくないと言っており、私は親として耐え難く、これ以上○○に対するいじめを放置することはできません。
今後もいじめが継続するようでしたら、当方といたしましても、警察への相談その他それなりの手段を講じさせていただく所存です。
敬具
平成○○年○○月○○日
○○県○○市○○町○丁目○番○号
○○ ○○
○○県○○市○○町○丁目○番○号
○○○○ 殿
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 5 ページ]
- 基本知識―学校での子供のいじめの対応方法・対処法・手段①―関係者にいじめの対策措置を求める
- 基本知識―学校での子供のいじめの対応方法・対処法・手段②―警察に相談する
- 書式・文例・テンプレート―学校での子供のいじめを学校に通知する―担任教師
- 書式・文例・テンプレート―学校での子供のいじめを学校に通知する―学校長
- 書式・文例・テンプレート―学校での子供のいじめを加害者の親に通知する
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ