基本知識―学校での子供のいじめの対応方法・対処法・手段①―関係者にいじめの対策措置を求める
学校での子供のいじめの問題を解決するための方策
関係者にいじめの対策措置を求める
学校で子供がいじめにあっている場合には、まずは、学校といじめの加害者である子供の保護者へ適切な処置の申し入れをしていくことになります。
学校への相談
担任教師
まずは、担任の教師に対して、電話や手紙などでいじめの問題を相談するという流れになるでしょう。
その際、報復がなされないように配慮してもらうとともに、具体的ないじめ防止策とその結果について頻繁に連絡を取り続けるなどして注意を払い続けましょう。
学校長
しかし、事態が改善されない場合には、学校長に対して、内容証明郵便を活用して、いじめの存在を通知し、その適切な処置をお願いするというかたちで相談するのも効果的です。
単に電話など口頭で相談するだけではなく、内容証明を利用して文書で相談することで、 いじめの存在とその対策について相談したことが記録として残ります。
これにより、後日、学校側が「いじめの存在には気づかなかった」「相談は受けたことがない」 などといって言い逃れをすることを防ぐことができます。
加害者の親への通知
いじめの加害者の親に対しては、いきなり内容証明郵便などの文書を送付すると、かえって態度を硬化させるおそれがあります。
まずは、口頭で善処を申し入れてみましょう。
そして、内容証明郵便を用いるときも、まずは、被害状況を具体的に報告し、加害者である子供への指導を申し入れる程度にしておきます。
それでも、内容証明を活用することで内容が客観的に記録として残り、相手にも「何らかの対処をしておかないと問題が大きくなるかもしれない」などといった心理的プレッシャーを与えることが可能となります。
証拠収集
どのようないじめの事実があったのかについて、日付を付して、その具体的な内容を記録するとともに、 できる限り証拠も収集・保存していきましょう。
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