法律関係―法律効果
法律効果とは
法律効果の定義・意味・意義
法律効果とは、一定の法律要件を満たすと発生する権利義務関係をいいます。
権利義務関係の発生は、正確に言えば(講学上は)、権利義務の発生・変更・消滅というかたちをとる、とされています。
ちなみに、民法の物権法においては、物権が契約などで発生・変更・消滅することを物権変動といいます。
また、民法の債権法においては、債権は契約のほか、事務管理、不当利得、不法行為によって、債権の発生・変更・消滅が生じます。
法律効果の別名・別称・通称など
法律効果は、単に効果とか効力と呼ばれていることも多いです。
法律効果の分類・種類・区分・類型
法律効果とは、権利義務関係であるといいましたが、このうち権利には次の2つの種類があります。
- 物権
- 債権
法律効果の位置づけ・体系
法律の世界(法学)でもっとも基本的な概念が法律関係(権利義務の関係)です。
この法律関係は、「Aという一定の事実(法律要件)が存在するならば、Bという権利または義務(法律効果)が発生する」というかたちをとります。
つまり、法律関係は、次の2つの構成要素で成り立っているといえます。
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 17 ページ]
- 法律関係
- 法律関係―法律要件(要件)
- 法律関係―法律要件―具体例―法律行為
- 法律関係―法律要件―具体例―法律行為―意思表示
- 法律関係―法律要件―具体例―法律行為―意思表示―内容(意思表示の成立過程)
- 法律関係―法律要件―具体例―法律行為―意思表示―内容(意思表示の成立過程)―②効果意思(内心的効果意思・真意・意思)
- 法律関係―法律要件―具体例―法律行為―意思表示―内容(意思表示の成立過程)―③表示意思(表示上の効果意思)
- 法律関係―法律要件―具体例―準法律行為
- 法律関係―法律要件―具体例―準法律行為―催告
- 法律関係―法律要件―分類―成立要件
- 法律関係―法律要件―分類―有効要件
- 法律関係―法律要件―分類―効果帰属要件
- 法律関係―法律要件―分類―効力発生要件
- 法律関係―法律要件―分類―対抗要件
- 法律関係―法律効果
- 法律関係―法律効果―債権債務(権利義務)―債権
- 法律関係―法律効果―債権債務(権利義務)―債務
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ