政党―分類―与党
与党とは
与党の定義・意味・意義
与党とは、政党政治において、政権(ここでは正確には「行政権」という意味です)を担当する政党をいいます。
ここで「政権を担当する」とは、行政権を担う、具体的には内閣を組織して行政機関を指揮監督等する、ということです。
内閣は国の最高行政機関で、内閣総理大臣と閣僚(国務大臣)から構成されます。
多くの場合、内閣総理大臣は議会の多数党の党首がなり、閣僚(国務大臣)もその政党から選ばれます。
日本国憲法
第六十五条 行政権は、内閣に属する。
第六十六条 内閣は、法律の定めるところにより、その首長たる内閣総理大臣及びその他の国務大臣でこれを組織する。
なお、「与党」は、政権・行政を与る(あずかる) あるいは与する(くみする)政党という意味です。
与党の位置づけ・体系
与党の役割・機能
立法府と行政府を構成
議会制民主主義では、国民が各政党の掲げる政策等をもとに選挙によって議会(立法府)を構成する議員を選出します。
そして、民主主義的要請に基づく議院内閣制(政党政治)のもとでは、三権分立の自由主義的要請には反しますが、選挙を通じて議会(立法府)の多数党となった政党が与党として政権(行政権)も担当します。
なお、政権を担当していない政党=野党は三権分立の原則どおり立法権に与るだけで、どんなに経験・人脈等があったとしても、行政権を担うことはできません。
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