納税証明書―交付請求(納税証明書の取得方法)―納税証明書の交付請求手続―納税証明書交付請求書(電子)で交付請求―オンライン請求(税務署)―②納税証明書を郵送で受け取る方法
納税証明書をオンラインで交付請求し郵送で受け取る方法
納税証明書はオンラインで交付請求をし、郵送で受け取ることもできる。
具体的には、e-Taxソフトを使って自宅等のパソコンで納税証明書交付請求書(電子)を作成し、作成した請求書に電子署名を付与して電子証明書を添付したうえ、これをインターネットを利用して送信したあと、郵送で書面の納税証明書を受け取ることになる。
位置づけ・体系(上位概念)
納税証明書のオンライン請求
この方法は、税務署に対して納税証明書交付請求書(電子)により納税証明書を請求する手続きである納税証明書のオンライン請求のひとつの方法である。
なお、納税証明書のオンライン請求は、交付される納税証明書の種類やその受け取り方により、次の3つの方法がある。
それぞれに一長一短がある。
- 納税証明書(通常の書面)を税務署窓口で受け取る方法…電子と書面の折衷型
- 納税証明書(通常の書面)を郵送で受け取る方法…電子と書面の折衷型
- 電子納税証明書をダウンロードして受け取る方法…ほぼ完全な電子化
メリットとデメリット
メリット・長所・利点・有利な点
納税証明書交付請求書(書面)で納税証明書の交付請求をする手続きと比較すると、次のメリットがある。
- 税務署に出向く必要がない
- 手数料が若干安価になる
また、電子納税証明書をダウンロードして受け取る方法では、提出先によっては電子納税証明書の提出は不可ということもあるが、この方法だと、書面による通常の納税証明書を交付してもらえるので、そうした制限はないというメリットがある。
したがって、納税証明書をオンラインで請求する主要なメリット(自宅等で手続きが完了する)を享受しながらも、汎用的に使用できるので、現時点(2014年)では、バランスのとれた方法ともいえる。
デメリット・短所・欠点・弱点・不利な点
- 操作に慣れていなければ、逆に手間取ることも考えられる
- 納税証明書を税務署窓口で受け取る方法とは異なり、電子署名・電子証明書(したがって、ICカードリーダー)が必要となる
- 手数料に加えて、別途郵送料がかかる
- インターネットバンキングを利用していない場合には、手数料・郵送料の納付のためATM等に出向く必要がある
手続き・手順・方法・仕方
納税証明書をオンラインで交付請求をし、郵送で受け取るための手続きの大きな流れは次のとおり。
- 自宅等のパソコンでe-Taxソフト(デスクトップ版だけでなくWEB版でも可)を使って納税証明書交付請求書(電子)を作成する
- 作成した請求書に電子署名を付与し、電子証明書を添付する
- インターネットを利用して送信(提出)する
- インターネットバンキングやATM等からペイジーを利用して手数料と郵送料を納付する
- 後日、郵送により納税証明書(書面)を受け取る
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