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身元保証（身元保証契約）

身元保証（身元保証契約）とは

身元保証契約の定義・意味など

身元保証契約（みもとほしょうけいやく）とは、入社・就職（雇用契約）に伴い、労働者によって使用者が受ける損害を担保させるため、第三者（身元保証人という）がその損害を賠償することを約束するという内容の、身元保証人と使用者との間の契約をいう。

「身元保証に関する法律」では、引受、保証其の他名称の如何を問はず期間を定めずして被用者の行為に因り使用者の受けたる損害を賠償することを約する契約と定義されている（第１条）。

身元保証に関する法律
第一条 　引受、保証其ノ他名称ノ如何ヲ問ハズ期間ヲ定メズシテ被用者ノ行為ニ因リ使用者ノ受ケタル損害ヲ賠償スルコトヲ約スル身元保証契約ハ其ノ成立ノ日ヨリ三年間其ノ効力ヲ有ス

なお、身元保証契約をする、つまり、身元保証を引き受ける際に取り交わす文書・契約書は、身元保証書ないしは身元保証契約書などと呼ばれている。

入社・就職時に提出させるという例が多い。

身元保証の法的根拠・法律など

身元保証に関する法律

保証人については民法に規定がある。

身元保証人も保証人の一種であるが、身元保証人が不当に重い責任を負うことがないよう、民法の特則として「身元保証に関する法律」が規定されている。

たとえば、同法では、身元保証の期間は、原則として３年間となり、期間を定める場合でも５年間が上限とされている。

詳細については、次のページを参照。

身元保証（身元保証契約）の内容

身元保証の目的・役割・意義・機能・作用など

「身元保証に関する法律」により、身元保証人は保護されているため、身元保証の効力は実際には弱い。

いざとなれば、身元保証人は身元保証契約を解約できるからである。

身元保証（身元保証契約）の内容

したがって、身元保証の事実上の意義は、次の点にあるとも考えられる。

1. 身元保証を依頼できる相手がいる人間であることを確認すること
2. 身元保証人に迷惑をかけてはならないという抑止力が働く可能性があること

身元保証書について http://www.riskhoumu.com/ssr/ssr1007.html