契約書
契約書とは
契約書の定義・意味など
契約書(けいやくしょ)とは、契約当事者間の合意内容を文書化した書面・文書をいいます。
講学的には、契約書とは、互いに対立する複数の意思表示(申込みと承諾)の合致によって成立する法律行為を証するために作成する文書である、ということになります。
契約書の目的・役割・意義・機能・作用など
近代国家の基本原理の一つとして、個人間の契約関係は、契約当事者の自由意思により決定され、国家は干渉してはならないという契約自由の原則があります。
この契約自由の原則の具体的な中身としては、よく次の4つがあげられています。
- 契約を締結するかどうかについての自由(契約締約の自由)
- どのような相手方と契約をするかについての自由(相手方選択の自由)
- どのような内容の契約をするかについての自由(契約内容の自由)
- どのような方式による契約をするかの自由(契約方式の自由・契約方法の自由)
このうち、契約方式の自由から、口頭の契約(いわゆる単なる口約束で、契約書は作成していない・取り交わしていない)でも契約は成立します。
ただし、後日、万一紛争が生じた(トラブルが起きた)場合に備えて、証拠方法として残すため、契約の内容(契約当事者間の合意内容)を文書化したものが契約書です。
契約書の書式・様式・フォーマット(形式)
契約方式の自由により、契約書には、記載事項や特にこう書かなければならないという法律上の書式・様式はありません。
ただし、一般的には、契約書は、次のような構成で作成されます。
署名押印の意味については、次のページなどを参照してください。
テンプレートの無料ダウンロード
契約書の基本的な書式・様式は、次のサイトのページからダウンロードできます。
ただし、本テンプレートは、契約書の書き方・形式だけといいますか、契約本文(中身)のない、文章構成だけのテンプレートです。
契約書の作成の仕方・方法・方式
実際に契約書を作成するとなると、その作り方、たとえば、表紙はつける必要はあるのか、とか、複数ページになった場合はどうするのか、押印の仕方は、といった疑問にぶつかります。
しかし、この点についても、やはり契約方式の自由により、特に決まりはありません。
ただし、契約書が証拠としての役割をきちんと果たせるためには、やはり、必要最小限度のルールはあるといえます。
この点については、次のページを参照してください。
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