[社会]仕組み・手続き(申請・届出)・内容証明郵便など

日本の社会の仕組みや行政手続き等の方法・仕方・手順などを取り扱います。


成年後見制度の種類―任意後見制度の内容・概要


任意後見制度の内容・概要

契約自由の原則

任意後見制度とは、自分の判断能力が十分なうちに、信頼できる人と、任意後見契約公正証書で締結することで、将来に備えるための制度です。

つまり、契約による後見のことです。

したがって、契約自由の原則により、任意後見人を誰にするのか(相手方選択の自由)、保護・支援してもらう内容はどうするのか(内容の自由)を、自分で決定することができます。

任意後見人の報酬

また、任意後見に支払う報酬ですが、法定後見では、裁判所が後見人に支払う報酬の額を決定しますが、任意後見では、本人と任意後見人の合意で決定されることになります。

法定後見制度との関係

ただし、任意後見人には、法定後見人のように、本人(後見される人)が不要・不適切な契約を締結してしまった場合の取消権は認められていません。

もし、本人がそうしたことをする状態になった場合には、法定後見への移行を検討する必要がでてきます。



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