国家―国家の三要素―領域―領海―関連水域―排他的経済水域
排他的経済水域とは 【Exclusive Economic Zone】
排他的経済水域の定義・意味・意義
排他的経済水域とは、1982年(昭和57年)の「海洋法に関する国際連合条約(通称:国連海洋法条約)」により設定された領海に接続する経済水域(経済的な主権が及ぶ水域)をいいます。
排他的経済水域の範囲
排他的経済水域は領海線から200海里(つまり12~200海里)※以内とされています。
※約22~370キロ
第57条 排他的経済水域の幅
排他的経済水域は、領海の幅を測定するための基線から200海里を超えて拡張してはならない。
排他的経済水域と関係・関連する概念
領海
同条約により基線から12海里(約22キロ)以内が領海とされました。
接続水域
同条約により領海線から12海里(つまり12~24海里)※以内が接続水域とされています。
※約22~44キロ
排他的経済水域の趣旨・目的・役割・機能
経済水域
排他的経済水域では、沿岸国に天然資源(漁業・鉱物資源)に関する権利が認められています。
そのため、海外保安庁では、日本の領海や排他的経済水域をパトロールしています。
面積
日本は周囲を海に囲まれた小さな島国で、その領土面積は約38万平方キロで世界第61位にすぎません。
しかし、領海と排他的経済水域の面積はその約12倍の約447万平方キロで、世界第6位の面積と広大になります。
海上保安庁のパンフレットより引用
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