［社会］仕組み・手続き(申請・届出)・内容証明郵便など

金銭消費貸借―証拠方法―書面―②借用書（借用証書）

借用書とは

借用書の定義・意味・意義

借用書（しゃくようしょ）とは、消費貸借のうち金銭消費貸借の契約において取り交わされる書面をいう。

また、広義では、金銭や物品を借りた旨の証書をいい、消費貸借契約（金銭消費貸借）のほか使用貸借契約で取り交わされる物品借用書も含む。

借用書の別名・別称・通称など

借用証書

借用書は借用証書ともいう。

借用書の趣旨・目的・役割・機能

証拠方法

後日、紛争が起きた場合（借主が「お金など借りていない」などといって返済してくれない場合等）、民事訴訟の基本ルールから、貸主が金銭を貸したという事実を主張・立証しなければならない。

借用書などの書面は、そのもっとも重要な証拠方法となる。

借用書と関係・関連する概念

類似概念等

金銭消費貸借契約書

借用書は、法律的（民法）には、金銭消費貸借契約書という。

ただし、念書のように借主が作成して貸主に交付する形式のものを借用書といい、借主・貸主の双方がともに作成したうえ、双方で保管する形式のものを金銭消費貸借契約書という、という使い分けもされている。