[社会]仕組み・手続き(申請・届出)・内容証明郵便など

日本の社会の仕組みや行政手続き等の方法・仕方・手順などを取り扱います。


実用新案権


実用新案権とは

実用新案権の定義・意味・意義

実用新案権とは、登録を受けた、「物品の形状、構造又は組合せ」(実用新案法)の考案(アイデア)を他の会社などに使われないように保護する権利をいいます。

ここでいう考案は、「自然法則を利用した技術的思想の創作」(実用新案法)をいい、特許権でいう発明とほぼ同じ意味です。

実用新案権の根拠法令・法的根拠・条文など

実用新案権は、実用新案法に定められた制度です。

実用新案権と類似の制度(実用新案権の位置づけ・体系)

特許権

実用新案権は、特許権を取得するほどではない小発明を保護する制度です。

実用新案権の存続期間

実用新案権の存続期間は実用新案登録出願の日から10年です。

実用新案権のメリットとデメリット

メリット・長所・利点・有利な点
簡易な手続き

実用新案権は、特許とは異なり、無審査で登録できますので、出願から6カ月くらいの短期間で権利を取得することが可能です。

デメリット・短所・弱点・不利な点
権利保護の確実性に劣る

実用新案権は、その権利侵害者に対しては、権利を主張する点で要件が審査されることになります。

したがって、せっかく登録していても、要件・条件を満たさないため保護されるべき考案(アイデア)ではなかったとして権利を主張することができない場合があります。

つまり、実用新案権は特許権に比べると、権利保護の確実性に劣ります。

実用新案権の使用・利用・活用方法や使い方のポイント

実用新案権は、商品寿命の短いものなど、早期にアイデアを保護する必要性が高い場合に有効な制度です。



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