［社会］仕組み・手続き(申請・届出)・内容証明郵便など

法律関係―法律要件（要件）

法律要件とは

法律要件の定義・意味・意義

法律要件とは、一定の権利義務関係（法律効果）を発生させる一定の事実をいいます。

法律要件の別名・別称・通称など

法律要件は、単に要件と呼ばれることも多いです。

また、刑法の分野では、特に構成要件といいます。

法律要件の具体例

法律行為

法律要件の代表例が法律行為です。

法律行為とは、人が意思表示によって法律効果を発生させる行為をいいます。

つまり、意思表示を要素とする法律要件が法律行為であるともいえます。

準法律行為

時効

不法行為

法律要件の分類・種類

法律要件は、そのレベルに応じて、さらに次のような種類に分類されて議論されることがあります。

1. 成立要件
2. 有効要件
3. 効果帰属要件
4. 効力発生要件
5. 対抗要件

法律要件の位置づけ・体系（上位概念）

法律関係

法律の世界（法学）でもっとも基本的な概念が法律関係（権利義務の関係）です。

この法律関係は、「Ａという一定の事実（法律要件）が存在するならば、Ｂという権利または義務（法律効果）が発生する」というかたちをとります。

つまり、法律関係は、次の２つの構成要素で成り立っているといえます。

• 法律要件（単に要件ともいう）
• 法律効果（単に効果ともいう）