制限―信義誠実の原則
信義誠実の原則とは
信義誠実の原則の定義・意味・概念
信義誠実の原則とは、私的な取引関係においては、相互に相手方の信頼を裏切らないように行動すべきであるとする原則をいいます。
信義誠実の原則の根拠法令・条文など
信義誠実の原則は、民法の明文で規定されている原則です。
民法
(基本原則)
第一条 …
2 権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行わなければならない。
信義誠実の原則の別名
信義誠実の原則は、よく信義則とも呼ばれています。
信義誠実の適用範囲
信義誠実の原則は、契約当事者(債権者と債務者間)とか夫婦親子のように特別な関係にある者の権利義務について適用される原則です。
なお、これに対して、そういった特別な関係にない者の権利義務について適用される原則が権利濫用の原則であると解されています。
信義誠実の原則の位置づけ・体系
信義誠実の原則から派生する原則
信義誠実の原則からは、さらに、たとえば、次のような原則が派生するとされています。
- 権利失効の原則
- 事情変更の原則
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