年金手帳
年金手帳とは
年金手帳の定義・意味・意義
年金手帳とは、年金を受け取ることができる権利(=受給権)を表わす証明書をいいます。
年金手帳の分類・種類(年金手帳の色の違い)
年金手帳には、オレンジ色のものと青色のものの2つの種類があります。
平成9年1月以降に、それまでオレンジ色だった年金手帳の色が青色になりました。
これは、基礎年金番号制度が導入され、年金手帳に基礎年金番号が記載されることになったことに伴う措置です。
平成8年12月31日までは、国民年金、厚生年金保険、共済組合の各制度ごとに、独自に記号番号が割り振られていましたが、これを統一・一本化したものが基礎年金番号です。
しかし、オレンジ色の年金手帳が廃止されたわけではありませんので、お持ちの方は今まで通りご使用できます。
ただし、年金手帳を紛失して、再交付(再発行)をしてもらうと、青い年金手帳が再交付(再発行)されることになります。
年金手帳の趣旨・目的・役割・機能
基礎年金番号の記載
身分証明書
年金手帳は公的証明書ですので、健康保険被保険者証(いわゆる健康保険証)と同様に、顔写真はありませんが、身分証明書としての役割を果たしている場合がよくあります。
年金手帳の交付(発行)
年金手帳は、20歳になると、職権で年金加入手続きがとられ、自動的に交付されるしくみになっています。
なお、年金手帳を紛失した場合(なくしたとき)は、再交付(再発行)の申請手続きを行えば、再交付してもらえます(→年金手帳再交付申請書)。
年金手帳の保管
年金手帳は、基本的には、個人で保管すべきものですが、会社が保管して、退職時に返却するという場合もあります。
年金手帳(受給権)の年金受給以外の効果・効力
譲渡・担保・差し押さえの禁止
受給権(年金手帳)を譲渡したり、質入れなど担保にしたりすることは、法律で原則として禁止されています。
国民年金法
(受給権の保護)
第二十四条 給付を受ける権利は、譲り渡し、担保に供し、又は差し押えることができない。
公的融資制度
例外的に、年金受給者が年金を担保にお金を借りることができる公的な融資制度があります。
これは、法律で唯一認められた厚生年金保険、国民年金、労働者災害補償保険の年金を担保とする融資制度です。
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