労災保険(労災・労働者災害補償保険)
労災保険とは
労災保険の定義・意味など
労災保険(ろうさいほけん)とは、通勤途上や仕事中(業務上)に起こった災害で労働者がケガ・病気・障害・死亡等した場合などに必要な保険給付を行う保険制度をいう。
労働者災害補償保険法
第一条 労働者災害補償保険は、業務上の事由又は通勤による労働者の負傷、疾病、障害、死亡等に対して迅速かつ公正な保護をするため、必要な保険給付を行い、…
労災保険の別名・別称・通称など
労災・労働者災害補償保険
労災保険は略して労災ともいう。
労災は、労災保険の略称のほか、労働者が通勤途上や仕事中に受ける災害という意味もある。
正式名称は、労働者災害補償保険である。
労災保険の法的根拠・法律など
労働者災害補償保険法
労災保険の制度については労働者災害補償保険法が規定している。
労災保険の目的・役割・意義・機能・作用など
労災保険は、被災した労働者やその遺族の生活を保護し、あわせて社会復帰を促進することを目的とした保険制度である。
労災保険の位置づけ・体系(上位概念等)
労働保険
なお、労災保険と雇用保険は、保険給付についてはそれぞれ別個に行われるが、保険料の徴収等については、両者まとめて労働保険として一体的に取り扱われている。
労災保険の給付
労災保険の給付の分類・種類
次のページを参照。
労災保険の給付の要件・条件
労災保険では、「業務上、通勤途上の事由による病気やケガである」ことが必要である。
労災保険に関する手続き
労災が発生した場合、会社は①労災保険給付の請求・申請の手続きのほか②労働者死傷病報告書の提出をしなければならない。
①労災保険の給付の請求・申請
実際に労災保険の給付を受けるには、申請して、労働基準監督署長に認定されることが必要となる。
療養(補償)給付の場合
労災保険給付の申請・請求の方法・手続き―療養(補償)給付の場合
②労働者死傷病報告書の提出
労災保険と健康保険と違い
労災保険は、業務上や通勤途上の災害等による病気やケガなどをカバーする制度であるのに対し、健康保険は、業務外の病気やケガなどをカバーする制度であるという違いがある。
また、労災と認定された場合、医療費は健康保険とは異なり、全額保険で支払われ、自己負担額はゼロ(通勤上の災害である場合、負担額は200円)である。
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