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住宅の構造・構法・工法―木造―木造枠組壁構法（ツーバイフォー工法）

木造枠組壁構法とは

木造枠組壁構法の定義・意味など

木造枠組壁構法（もくぞうわくぐみかべこうほう）とは、２✕４インチ等の木材の枠に構造用合板（または構造用パネル）を釘打ちした耐力壁等の面材で箱のように組み立てる木造の工法をいう。

『家づくりのダンドリ 2015-2016』 株式会社エクスナレッジ、2015年、23項。

木造枠組壁構法の別名・別称・通称など

ツーバイフォー工法

木造枠組壁構法は、ツーバイフォー工法とも呼ばれている。

木造枠組壁構法の位置づけ・体系（上位概念等）

木造の構法・工法

木造の構法・工法には、次のような種類がある。

1. 木造軸組構法（在来軸組構法・在来工法）
2. 木造枠組壁構法（ツーバイフォー工法）
3. 丸太組工法（ログハウス）

木造枠組壁構法の特色・特徴

同じ木造である木造軸組構法（在来軸組構法・在来工法）が柱や梁といった線材（軸組）で支える構造であるのに対し、木造枠組壁構法は床・壁・天井といった面材で支えるという特色がある。

木造枠組壁構法のメリットとデメリット

木造枠組壁構法のメリット

耐震性・耐風性

面材で家を組み立てるので、耐震性・耐風性が高い。

気密性・断熱性・防音性

上記と同じ理由から（すべてを面で囲ってしまう構造なので）、隙間が少なく、気密性・断熱性・防音性が高い。

建設における有利

施工しやすく工期も短めである。

木造枠組壁構法のデメリット

間取り・リフォームの自由度

耐力壁が構造上重要なので、間取り・リフォームに制約がある。

建設における不利

木造枠組壁構法では建設にあたり屋根が最後につくので、雨の多い日本には不利であり、特別な工夫が必要になる。