会社が納める税金―法人税等―中間申告
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中間申告とは 【interim return】
中間申告の定義・意味など
中間申告(ちゅうかんしんこく)とは、法人税法等により、中間申告義務がある法人が、事業年度の途中で(つまり、決算により税額が確定する前に)行うものとされている法人税等(法人税・法人住民税・事業税)の一部の申告と納税をいう(法人税法第71条・76条)。
中間申告の位置づけ・体系
確定申告
確定申告の際には、確定した当事業年度の法人税等の税額と中間申告納付額との差額を申告することになる。
中間申告の法的性格・性質
税金の前払い
中間申告は、年間の税額が確定する前にその一部を納付するもので、税金の前払い的性格を有している。
中間申告の目的・役割・意義・機能・作用など
中間申告は、税金の一部を前払いをすることで国等が税収を確保するとともに、法人の一時の納税負担を軽減するための制度である。
中間申告の会計・簿記・経理上の取り扱い
会計処理方法
使用する勘定科目・記帳の仕方等
仮払法人税等
法人税等について、中間申告と納付を行った場合は、その納付額を仮払法人税等勘定(資産)の借方に記帳して資産計上する。
なお、未払法人税等勘定を使用して処理する方法もある。
取引の具体例と仕訳の仕方
中間申告時
法人税等について中間申告を行い、前年度の税額の1/2の60万円を納付した。
仮払法人税等 | 60万 | 普通預金 | 60万 |
中間申告の税務・税法・税制上の取り扱い
消費税の課税・非課税・免税・不課税(対象外)の区分
不課税取引(課税対象外)
消費税法上、中間納付は不課税取引として消費税の課税対象外である。
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