法定調書―源泉徴収票
源泉徴収票とは
源泉徴収票の定義・意味・意義
源泉徴収票とは、所得税法の規定により、税務署に提出することが義務づけられている書類をいいます。
源泉徴収票には、3つの種類がありますが(後述)、なかでも一番身近なものは、サラリーマンの給料に関するもの(給与所得の源泉徴収票)でしょう。
たとえば、このタイプの源泉徴収票では、会社は、給与の支払額や源泉徴収税額について、社員別に2通作成し、所定の期限までに、1通を税務署長に提出し、残りの1通を社員に交付しなければならないとされています。
所得税法
(源泉徴収票)
第二百二十六条 居住者に対し国内において第二十八条第一項(給与所得)に規定する給与等(第百八十四条(源泉徴収を要しない給与等の支払者)の規定によりその所得税を徴収して納付することを要しないものとされる給与等を除く。以下この章において「給与等」という。)の支払をする者は、財務省令で定めるところにより、その年において支払の確定した給与等について、その給与等の支払を受ける者の各人別に源泉徴収票二通を作成し、その年の翌年一月三十一日まで(年の中途において退職した居住者については、その退職の日以後一月以内)に、一通を税務署長に提出し、他の一通を給与等の支払を受ける者に交付しなければならない。
源泉徴収票の分類・種類
源泉徴収票は、支払われる金銭の種類に応じて、次の3つの種類があります。
- 給与所得の源泉徴収票…会社が給与等を支払った人(社員など)全員について作成する
- 退職所得の源泉徴収票…会社が退職手当等を支払った人について作成する
- 公的年金等の源泉徴収票…公的年金等の支払者(日本年金機構・共済組合等)が老齢年金等を支払った人について作成する
源泉徴収票の位置づけ・体系(上位概念)
法定調書
税務署に提出される源泉徴収票は、法定調書のひとつに位置づけられます。
源泉徴収票の趣旨・目的・機能・役割
源泉徴収票は、「適正な課税の確保」をするための所得確認の調査資料となります。
つまり、だれが、いくら、どのような収入を得ているのかを税務署に知らせるための資料です。
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