法律関係―法律要件―具体例―法律行為―意思表示―内容(意思表示の成立過程)―②効果意思(内心的効果意思・真意・意思)
効果意思とは
効果意思の定義・意味・意義
効果意思(こうかいし)とは、一定の法律効果の発生を欲する意思をいう。
効果意思の別名・別称・通称など
内心的効果意思・真意・意思
効果意思は、内心的効果意思または真意ともいう。
民法
(心裡留保)
第九十三条 意思表示は、表意者がその真意ではないことを知ってしたときであっても、そのためにその効力を妨げられない。
また、単に「意思」という場合には、通常、この効果意思を指す(例.「意思主義」)。
効果意思の具体例
たとえば、「これを買おう」など。
効果意思の位置づけ・体系(上位概念)
意思表示の内容(意思表示の成立過程)
効果意思は意思表示の一内容である。
意思表示は、次の4つの過程を経て成立するものと理論構成されている。
上記のうち、効果意思(内心的効果意思・真意・意思)については第三者にはわからない。
そのため、法律行為の効果は、効果意思ではなく、表示意思(表示上の効果意思)によって決定されるのが原則となる(表示主義)。
この原則の例外が、心裡留保(民法93条但し書き)・錯誤(民法95条本文)の制度である。
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 17 ページ]
- 法律関係
- 法律関係―法律要件(要件)
- 法律関係―法律要件―具体例―法律行為
- 法律関係―法律要件―具体例―法律行為―意思表示
- 法律関係―法律要件―具体例―法律行為―意思表示―内容(意思表示の成立過程)
- 法律関係―法律要件―具体例―法律行為―意思表示―内容(意思表示の成立過程)―②効果意思(内心的効果意思・真意・意思)
- 法律関係―法律要件―具体例―法律行為―意思表示―内容(意思表示の成立過程)―③表示意思(表示上の効果意思)
- 法律関係―法律要件―具体例―準法律行為
- 法律関係―法律要件―具体例―準法律行為―催告
- 法律関係―法律要件―分類―成立要件
- 法律関係―法律要件―分類―有効要件
- 法律関係―法律要件―分類―効果帰属要件
- 法律関係―法律要件―分類―効力発生要件
- 法律関係―法律要件―分類―対抗要件
- 法律関係―法律効果
- 法律関係―法律効果―債権債務(権利義務)―債権
- 法律関係―法律効果―債権債務(権利義務)―債務
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ