[社会]仕組み・手続き(申請・届出)・内容証明郵便など

日本の社会の仕組みや行政手続き等の方法・仕方・手順などを取り扱います。


相続―相続の手続き・手順―全体像


全体像・概要

財産を持っている人(相続人といいます)が死亡すると、財産(遺産相続財産)の相続が行われます。

相続の手続きについては、民法が規定していますが、原則規定と例外規定が入り交じり、多少分かりづらいところがあります。

そこで、遺言書がある場合遺言書がない場合との2つに大別して、まずは、手続きの概略をつかんでおくと分かりやすいかと思います。

相続の手続き・手順は、遺言書があるかないかで、全く変わってきます。

まず第一に遺言書の有無を確認することから、スタートします。

遺言書がある場合相続の手続き・手順→遺言書

相続人は、遺言により、自分の死の財産を自由に処分することが認められていますので、遺言書がある場合には、原則として、遺言書にしたがって相続が行われます。

ただし、法律(民法)上、検認という手続きが必要とされています。

参照 →相続―法律知識―遺言書がある場合の相続の手続き・手順

遺言書がない場合相続の手続き・手順→遺産分割協議

原則として遺言書がない場合で、相続人が2人以上いる場合には、遺産分割協議相続人間の話し合い)をして、相続分などを決める必要があります。

なお、民法は、相続人(法定相続人)と相続分(法定相続分)の2つについて、規定しています。

遺言書がない以上、誰が相続人になるかは、民法の規定にしたがうことになりますが、相続分については、民法の規定にこだわる必要はなく、相続人全員の同意で、自由に相続分を決めることができます。

遺産分割協議の手順の概略は、以下のとおりです。

  1. 相続人の確定
  2. 相続財産の把握
  3. 遺産分割協議(話し合い)
  4. 遺産分割協議書の作成



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