電子認証―種類―公的個人認証サービスを利用するための手続き
公的個人認証サービスを利用するための手続き―具体的手順・方法・仕方
はじめに
公的個人認証サービスとは、自治体が、住民基本台帳に登録されている住民に対して提供している、電子証明書の発行サービスをいいます。
このページでは、公的個人認証サービスを利用するための一連の手続きをまとめています。
手続きの流れとしては、大きくは、次の4段階があります。
以上の手続きをすることで、公的個人認証サービスを利用して、各種の行政手続きをインターネットを使ってパソコンから行うことができるようになります。
1.住民基本台帳カードを取得する
公的個人認証サービスでは、住民基本台帳カードが、電子証明書を格納する媒体になります。
住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)―住民基本台帳カード(住基カード)のメリット
したがって、電子証明書を取得する前提として、まずは、住民基本台帳カードを取得しておく必要があります。
そのためには、住民票のある市区町村の窓口で、所定の申請書等を提出します。
住民基本台帳カードの取得手続きについては、次のページを参照してください。
住民基本台帳カードの取得手続き―具体的手順・方法・仕方(交付・発行申請の手続き)
2.電子証明書を取得する
住基カードができたら、次に公的個人認証サービスの電子証明書を取得します。
そのためには、住民基本台帳カードと同じ窓口で、住基カードと所定の申請書を提出し、そして、パスワードを設定するなど、必要な手続きを行います。
窓口が混んでいなければ、15~30分程度で手続きは終わります。
そして、顔写真入りの本人確認書類を提出していれば、電子証明書が格納された住基カードが即日交付されます。
3.ICカードリーダを準備する
ICカードリーダの購入
住民基本台帳カードは電子証明書が格納されたICカードとしての役割を果たすことになります。
したがって、それを読み取るためのICカードリーダを家電量販店やインターネットで購入する必要があります。
ただし、公的個人認証サービスに対応した機種である必要があります。
公的個人認証サービスに対応するICカードリーダの一覧表は、窓口でもらえる場合も多いかと思いますが、「公的個人認証サービス対応ICカードリーダライタ普及促進協議会」などのホームページにも掲載されています。
ICカードリーダのドライバをパソコンにインストールする
購入したICカードリーダには、専用のドライバが保存されているCDが添付されていると思います。
取扱説明書にしたがって、CDからドライバをパソコンにインストールします。
4.専用ソフトウェアをダウンロード・インストールする
住民基本台帳カードに記録・保存された電子証明書を利用して(つまり、公的個人認証サービスを利用して)、各種の行政手続き等を行うには、「利用者クライアントソフト」と呼ばれるソフトウェアをパソコンにインストールする必要があります。
「利用者クライアントソフト」は、「公的個人認証サービスポータルサイト」のダウンロードサイトから無料でダウンロードできますので、ダウンロードしてインストールします。
なお、「利用者クライアントソフト」のインストールの仕方や、インストール後の使い方なども、上記サイトに詳しい解説があります。
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