住民票
住民票とは
住民票の定義・意味・意義
住民票とは、各市区町村で作成される、個人(住民)単位で(世帯単位ではありません)、住民の氏名、住所などを記録した帳票をいいます。
この住民票を世帯ごとにまとめた台帳が、住民基本台帳です。
なお、日常的には、住民票の写しのことを住民票と呼んでいることもよくあります。
住民票の根拠法令・法的根拠・条文など
住民基本台帳法
住民票は、住民基本台帳法がその根拠となる法律です。
住民票の趣旨・目的・機能・役割
住民票と戸籍との違い
戸籍が、「人の身分関係を公証する」ことを目的とした制度であるのに対し、住民票は、「住民の居住関係を公証する」(住民基本台帳法第1条)ことを目的とした制度です。
つまり、住民票は、自分の住所などを公的に証明する文書なので、社会生活の様々な場面において、その(写しの)提出が求められます。
また、住所の証明のほか、選挙人の登録、人口の調査などにも利用されています。
住民票の適用対象・適用範囲
日本の国籍を有しない外国人住民
在日朝鮮人・在日韓国人など日本の国籍を有しない外国人住民も住民基本台帳法の適用対象です。
したがって、外国人住民についても住民票が作成されます。
住民票の記載事項
住民票には、たとえば、次のような事項が記載されています(住民基本台帳法第7条)。
などです。
その他、住民基本台帳ネットワークシステムで使用される「住民票コード」も記載されています。
住民票の情報公開
住民票は、原則公開ですので、住民票の写しなどの交付請求や住民基本台帳の一部の写しの閲覧の申し出をすることができます。
住民票の写しなどの交付請求
誰でも、次の文書の交付を請求することができます(住民基本台帳法第12条)。
- 住民票の写し
- 住民票記載事項証明書(住民票に記載をした事項に関する証明書)
住民基本台帳の一部の写しの閲覧
一定の場合に限定されていますが、住民基本台帳の一部(住所、氏名、生年月日、性別)の写しを閲覧することができます(住民基本台帳法第11条の2)。
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