間取り―考え方―一室空間
一室空間とは
一室空間の定義・意味など
一室空間(いっしつくうかん)とは、部屋と部屋との間仕切りとなる壁をなくしたオープンな間取りをいう。
参考:飯島 信樹等共著 『快適な生活をつくる間取りの決め方』 西東社、2010年、26項。
一室空間の目的・役割・意義・機能・作用など
機能主義に対する批判
可変性
一室空間という考え方は機能主義に対する一種の批判と考えられる(私見)。
すなわち、壁によって特定の機能に限定した機能主義的空間は自由な生活を規制するおそれがある。
日本では、ほんの少し前までは、機能主義的空間とは真逆に、無限に自在性がある空間を使いこなしていた。
また、機能は時とともに変化するから、機能に対応した空間を想定すべきではな
(ミース・ファン・デル・ローエ)く、一室空間にすれば将来のライフスタイルの変化に対応しやすい(→可変性)。
一室空間のメリットとデメリット
一室空間のメリット
一室空間には可変性のほか、次のようなメリットもある。
参考:飯島 信樹等共著 『快適な生活をつくる間取りの決め方』 西東社、2010年、26項など。
一室空間のデメリット
他方、一室空間は次の点で問題がある。
- プライバシー
- 防音
- におい
飯島 信樹等共著 『快適な生活をつくる間取りの決め方』 西東社、2010年、26項。
また、より根本的には、壁は部屋の仕切りとしてだけではなく、人に安心感を与える効果もあり、壁が少ない空間は(ソファに腰かけたときでも)落ち着きが悪くなる。
佐川 旭 『住まいの思考図鑑』 エクスナレッジ、2015年、110-111項。
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