騒音―防音―遮音性能―基準―空気音―壁―日本建築学会の推奨基準等―TLD値
TLD値とは
TLD値の定義・意味など
TLD値とは、音響実験室での音響透過損失(TL)の測定値を、D値と同様に日本建築学会の遮音基準曲線にあてはめて求めた数値をいう。
D値が5dbステップで評価される(例.D-60、D-55等)のに対して、TLD値は1dbステップで評価される。
したがって、「TLD-56」などがあることになる。
参考:日本音響材料協会 「集合住宅を支える最近の遮音対策技術」 音響技術No.164、2013年 など
TLD値の目的・役割・意義・機能・作用など
音響実験室における壁単体の遮音性能の指標
TLD値は、音響実験室における、空気音に対する壁単体の遮音性能を表す指標で、数値が大きいほど、壁の遮音性能が高いことを意味する。
D値とは異なり、現場(実際の建築物)ではなく音響実験室で測定されるので、回り込む音の影響がなく、壁単体の遮音性能を正確に表す。
TLD値とD値との関係
TLD値とD値との関係は次のようになる。
TLD値 = D値 + 回り込む音など
参考:吉野石膏 | 「せっこう」基礎知識 | 耐火・遮音・耐力・吸音 | なぜ音をカット?「遮音性」 | 遮音性能 http://yoshino-gypsum.com/sekkou/why/syaon/syaon02.html
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