騒音―内容証明書の書式・文例・テンプレート01―家主が借家人に騒音防止を要求する
内容証明郵便を利用する時期・タイミング・意味
マンションなどご近所・近隣の騒音に苦情・防止を求める際の根拠となるもののひとつに賃貸借契約があります。
賃貸借契約書には、近隣への迷惑行為の禁止条項が盛り込まれていることが多いからです。
ただし、明確な禁止条項がない場合であっても、判例では、借家人に「建物の存する環境、立地状況、使用目的等から予想される制約の範囲内で当該建物を使用すべき義務」があるとしています。
そして、借家人に建物の使用方法に関するこの義務違反があり、これが家主と借家人間の信頼関係を破壊したと評価される場合には、賃貸借契約を解除することもできるとしています。
そこで、迷惑行為の禁止条項がある場合であっても、また、ない場合であっても、騒音に対し抗議を申し入れたという事実をあとあと証明できるように、内容証明郵便を利用すべきでしょう。
騒音の防止を求める内容証明郵便の書面の書き方の具体例(文面・例文・見本)
以下の例文をワードで作成したものは次のページからダウンロードできます。
(内容証明)(騒音)家主が借家人に騒音防止を要求する内容証明書の書き方・例文・文例 書式・様式 雛形(ひな形) テンプレート01(ワード Word)
通告書
貴殿は下記建物について私と賃貸借契約を締結していますが、同契約書第○○条では、近隣に対する騒音などの迷惑行為を禁止しております。
しかしながら、貴殿は、毎晩深夜に至るまで…(←ここに具体的な事情を書く)をして騒音を発生させ続けています。
そのため、近隣の住民から私の方に再三苦情が寄せられております。
つきましては、今後、午後○○時以降○○を中止するよう、本書面をもって要求いたします。
なお、誠意ある対応がないときには、貴殿との本賃貸借契約を解除することとなりますので、予めご了承ください。
記
…(建物の表示)
平成○○年○○月○○日
○○県○○市○○町○丁目○番○号
○○ ○○
○○県○○市○○町○丁目○番○号
○○ ○○ 殿
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