松の内―正月の飲食物(お正月料理)―七草粥(七草がゆ)
七草粥とは
七草粥の定義・意味・意義
七草粥(ななくさがゆ)とは、1月7日(人日の節句)の朝に食べる、春の七草が入ったおかゆをいう。
七草粥の作り方
春の七草
七草粥は、普通、春の七草と餅をおかゆに入れて、塩味で作る。
七草は地方により異なるが、一般的には次のものをいう。
- セリ
- ナズナ
- ゴギョウ
- ハコベラ
- ホトケノザ
- スズナ
- スズシロ
なお、スーパーなどでも、七草をセットにして販売している。
七草粥の趣旨・目的・役割・機能
無病息災の縁起物
七草粥を食べると、病気をせずに1年を過ごすことができるといわれている。
胃腸を休め栄養のバランスを取る
七草粥は、お正月のご馳走で疲れた胃腸を休め、青菜で栄養のバランスを取るという合理的な意味(理にかなった養生法)もある。
七草粥の歴史・沿革・由来・起源・経緯等
平安時代
1月7日の朝に、七草粥を食べる習慣の原型は、平安時代にはあったといわれている。
ただし、当時は七草ではなく、七種の穀物を使用していた。
鎌倉時代
鎌倉時代に七草を入れるようになった。
江戸時代
江戸時代では、1月7日は五節句のひとつである人日の節句として重要視され、将軍・諸侯が七草を食べることが公式行事とされていた。
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 23 ページ]
- 正月の準備―事始め(正月事始め)
- 正月の準備―お歳暮
- 正月の準備―年賀状
- 正月の準備―大掃除
- 正月の準備―正月飾り
- 正月の準備―正月飾り―門松(松飾り)
- 正月の準備―正月飾り―注連飾り
- 正月の準備―正月飾り―鏡餅
- 大晦日
- 大晦日―正月の飲食物(お正月料理)―年越しそば(年越し蕎麦)
- 大晦日―正月の行事―除夜の鐘
- 正月
- 正月三が日―正月の飲食物(お正月料理)―おせち(おせち料理・お節・御節)
- 正月三が日―正月の飲食物(お正月料理)―雑煮(お雑煮)
- 正月三が日―正月の飲食物(お正月料理)―その他縁起物の飲食物―膾(なます)
- 正月三が日―正月の行事―初詣(初参り)
- 正月三が日―正月の行事―初詣(初参り)―授かり物―お札
- 正月三が日―正月の行事―初詣(初参り)―授かり物―お守り
- 正月三が日―正月の行事―初日の出(初日の出参り)
- 松の内
- 松の内―正月の飲食物(お正月料理)―七草粥(七草がゆ)
- 正月の締め―正月の飲食物―鏡開き
- 正月の締め―正月の行事―どんど焼き(左義長)
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ