[社会]仕組み・手続き(申請・届出)・内容証明郵便など

日本の社会の仕組みや行政手続き等の方法・仕方・手順などを取り扱います。


正月三が日―正月の行事―初詣(初参り)


初詣とは

初詣の定義・意味・意義

初詣(はつもうで)とは、新年になって初めて神社や寺にお参り参拝参詣)することをいう。

初詣の趣旨・目的・役割・機能

歳神様を迎えるための正月行事

初詣は、本来は、歳神様を迎えるための正月行事である。

学研『新世紀ビジュアル百科辞典』

神仏への感謝・祈願・誓い

現在では、初詣は、心身を清めて、過ぎた1年の感謝を捧げるとともに、新年に際して神仏に祈りお願いをしたり(新年の平穏無事(今年一年もよい年でありますように)など)、誓い・目標を立てたりするために行う。

初詣の内容

鈴を鳴らす・お賽銭・礼拝

授かり物―お札お守り・破魔矢など

お札お守り、破魔矢などを授かる(買い求める)。

なお、昨年のお札お守り、破魔矢などは、このときに社寺に返納して焚き上げてもらう。

絵羽

絵馬に願いごとや誓い・目標を書く。

おみくじ

初詣の期・期間(いつまで)

正月三が日

初詣は、一般的には、正月三が日(元日1月1日)・1月2日・1月3日の3日間)に行う。

ただし、特に決まりはなく、1月7日まで(松の内)、または1月中に行うという考え方もある。

初詣の経緯・沿革・由来・起源・歴史など

年籠り

かつて、歳神様をお迎えするために、大晦日の晩から元日にかけて神を祭る神社などに年籠り(としごもり。社寺に泊まりこんで祈願すること)を行う風習があった。

それが、歳神様が訪れるという考え方がなくなってきたため、半は除夜の鐘を聞き、半は初詣を行う、と別々の行事に分かれた。

参考:小学館『日本大百科全書』

また、以前は、新年は大晦日の夜に始まるという感覚があったが、新年が午にはじまるという考えが常識化するようになると、元旦の早朝に社寺にお参りするようになり、それが現在の初詣のかたちになった。

参考:平凡社『世界大百科事典』

初詣のマナー

喪中
神社

神社、すなわち神道では死を「穢れ」(けがれ)と考えるので、喪中の初詣は避ける。

ただし、忌明け(神道では50日。五十日祭。仏教の四十九日に相当)を過ぎれば、喪中であっても初詣をしてもよい、という神社もある。

寺院

寺、すなわち仏教ではもともと死を「穢れ」とは考えないので、喪中であっても初詣をしてもよい。



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