会社分割―分類―新設分割―合同会社の場合―手続き―③債権者保護手続き（公告・催告）―催告―要否―知れている債権者（知れたる債権者）

知れている債権者とは

知れている債権者の定義・意味・意義

知れている債権者とは、会社の債権者のうち、当該会社において特定され、そのだいたいの債権発生原因も判明している者をいう。

大審院判決昭和10年2月1日

知れている債権者の別名・別称・通称など

知れたる債権者

会社法の条文上は「知れている債権者」と表記されているが、一般的には知れたる債権者と呼ばれている。

知れている債権者の趣旨・目的・役割・機能

債権者保護手続

各別の催告

会社法により、知れている債権者のうち、会社に対して異議を述べることができる者については、資本金の額の減少や組織再編等といった、会社の債権者に損害を与える可能性のある会社の所定の行為をする場合には、債権保護手続のひとつとして、公告とともに原則としてその者に対する各別の催告が必要とされている（→催告の要否）。