[社会]仕組み・手続き(申請・届出)・内容証明郵便など

日本の社会の仕組みや行政手続き等の方法・仕方・手順などを取り扱います。


法律関係―法律要件―具体例―準法律行為―催告


催告とは

催告の定義・意味・意義

催告とは、相手方に一定の行為を要求することをいいます。

催告の位置づけ・体系

準法律行為の一種

催告は、ある行為をして欲しい、という意思の通知です。

しかし、当たりのことですが、ある人が一方的に願ったことに法律が加勢してくれて、その人が欲したとおりの法律効果が発生するというわけにはいきません。

したがって、催告は、当事者が欲したとおりの法律行為を生じさせるという法制度である法律行為ではありません。

ただし、催告には、述するように一定の法律効果が認められています。

よって、催告は、準法律行為の一つとして位置づけられています。

催告の具体例

催告には、たとえば、次のようなものがあります。

  • 債権者が債務者に対してする履行の催告(弁済の催告)
  • 制限行為能力者の相手方の催告(民法第20条)
  • 無権代理の相手方の催告(民法第114条)

催告の方法

催告は、口頭(たとえば、電話など)でもかまいません。

しかし、日、紛争になった場合の立証にそなえて(証拠手段として)、書面で行っておくのが適切です。

しかも、特に問題になりそうな場合などには、内容証明郵便を利用するのが通常です。

催告の効果効力

履行の催告(弁済の催告)の場合

履行の催告(弁済の催告)の場合は、民法上、次の3つの効力が認められています。

  1. 期限の定めなき債務についての履行遅滞
  2. 解除権の発生
  3. 消滅時効の中断事由

消滅時効の中断事由としての催告の効力については、次のページを参照してください。

時効の中断―時効の中断事由―①請求―催告

催告書のテンプレートの無料ダウンロード

催告書の書式・様式は、次のページなどからダウンロードできます。

貸金支払催告書(債権弁済催告書)の書き方・例文・文例01 (貸金返済―返済日の定めがある場合) - ビジネス文書・手紙・はがきテンプレート(書式・様式・書き方)の無料ダウンロード



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