法律関係―法律要件―具体例―準法律行為―催告
催告とは
催告の定義・意味・意義
催告とは、相手方に一定の行為を要求することをいいます。
催告の位置づけ・体系
準法律行為の一種
催告は、ある行為をして欲しい、という意思の通知です。
しかし、当たり前のことですが、ある人が一方的に願ったことに法律が加勢してくれて、その人が欲したとおりの法律効果が発生するというわけにはいきません。
したがって、催告は、当事者が欲したとおりの法律行為を生じさせるという法制度である法律行為ではありません。
ただし、催告には、後述するように一定の法律効果が認められています。
よって、催告は、準法律行為の一つとして位置づけられています。
催告の具体例
催告には、たとえば、次のようなものがあります。
催告の方法
催告は、口頭(たとえば、電話など)でもかまいません。
しかし、後日、紛争になった場合の立証にそなえて(証拠手段として)、書面で行っておくのが適切です。
しかも、特に問題になりそうな場合などには、内容証明郵便を利用するのが通常です。
催告の効果・効力
履行の催告(弁済の催告)の場合
履行の催告(弁済の催告)の場合は、民法上、次の3つの効力が認められています。
消滅時効の中断事由としての催告の効力については、次のページを参照してください。
催告書のテンプレートの無料ダウンロード
催告書の書式・様式は、次のページなどからダウンロードできます。
貸金支払催告書(債権弁済催告書)の書き方・例文・文例01 (貸金返済―返済日の定めがある場合) - ビジネス文書・手紙・はがきテンプレート(書式・様式・書き方)の無料ダウンロード
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