［社会］仕組み・手続き(申請・届出)・内容証明郵便など

離婚―離婚の方法・方式・要件（形態）―裁判離婚―離婚原因

離婚原因とは

離婚原因の定義・意味・意義

日本では、夫婦が合意で離婚する協議離婚が認められています。

しかし、合意できない（夫婦の一方が離婚に応じない）場合は、離婚原因（民法で定められた一定の事由のことをいいます）があれば、地方裁判所に訴えて、離婚の判決をもらって離婚することができます。

裁判離婚

このように裁判上の離婚をするため、民法上要求される事由のことを離婚原因といいます。

民法が定める離婚原因

民法では、離婚原因として次の５つを定めています。

1. 配偶者に不貞な行為があったとき
2. 配偶者から悪意で遺棄されたとき
3. 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき
4. 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき
5. その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき

民法
（裁判上の離婚）
第七百七十条 　夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一 　配偶者に不貞な行為があったとき。
二 　配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 　配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 　配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 　その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。