[社会]仕組み・手続き(申請・届出)・内容証明郵便など

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メンテナンス性


メンテナンス性

住宅性能表示制度におけるメンテナンス性

配管の維持管理への配慮に関すること

配管(給排水管・給湯管・ガス管)はどの住宅にも一般的に設置されているが、漏水やガス漏れなどの事故によって居住者や建物への影響が大きいにもかかわらず、内外装などによって隠されてしまうことが多い。

そこで、住宅性能表示制度では、特に配管の「維持管理への配慮に関すること」を住宅の性能のひとつにしている。

具体的には、新築では、配管が貫通部を除きコンクリートに埋め込まれていないことや、点検等のための開口や掃除口が設けられていることなどである。

参考:配管の清掃や補修のしやすさ、更新対策(維持管理・更新への配慮) | 一般社団法人 住宅性能評価・表示協会 https://www.hyoukakyoukai.or.jp/seido/shintiku/05-04.html

メンテナンス性の位置づけ・体系(上位概念等)

住宅の性能

住宅性能表示制度では、新築の場合住宅の性能は、次の10分野に分類されている。

  1. 構造の安定に関すること…安定性(耐震性・耐風性・耐積雪性)
  2. 火災の安全に関すること…耐火性
  3. 劣化の軽減に関すること…柱や土台などの耐久性
  4. 維持管理への配慮に関すること…配管のメンテナンス性
  5. 温熱環境に関すること…省エネルギー性
  6. 空気環境に関すること…通気性など
  7. 光・視環境に関すること…採光性
  8. 音環境に関すること…防音性
  9. 高齢者等への配慮に関することバリアフリー性
  10. 防犯に関すること…防犯性

住宅のメンテナンス性を高める方法

住宅の寿命を延ばすにはメンテナンスは欠かせないため、メンテナンスしやすいということが重要になる。

メンテナンスのしやすさは、配管以外にも、たとえば、次のようなポイントがある。

  1. 雨どいの掃除がしやすい
  2. 屋根に上がれる
  3. のまわりに楽に歩けるスペースがある(足場がかけられるくらいの余白があるといい)
  4. の塗装がしやすい
  5. 特殊な建築設備や仕上げ材ではなく、取り換え可能なベーシックなものを使用している
  6. 手入れがしやすい設備・材料を使用している

飯島 信樹等共著 『快適な生活をつくる間取りの決め方』 西東社、2010年、200項。



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