耐火性
住宅の耐火性
住宅の耐火性の位置づけ・体系(上位概念等)
住宅の性能
住宅性能表示制度では、新築については「火災時の安全に関すること」を住宅の性能のひとつにしている。
住宅性能表示制度では、新築の場合、住宅の性能は、次の10分野に分類されている。
- 構造の安定に関すること…安定性(耐震性・耐風性・耐積雪性)
- 火災時の安全に関すること…耐火性
- 劣化の軽減に関すること…柱や土台などの耐久性
- 維持管理への配慮に関すること…配管のメンテナンス性
- 温熱環境に関すること…省エネルギー性
- 空気環境に関すること…通気性など
- 光・視環境に関すること…採光性
- 音環境に関すること…防音性
- 高齢者等への配慮に関すること…バリアフリー性
- 防犯に関すること…防犯性
都市の防火対策
建築基準法は、地域と建物の延べ面積・階数により、建築できる建物の構造等(→耐火建築物・準耐火建築物)や建材(→防火材料)を規制している。
住宅の耐火性を高める方法
防火材料の使用
住宅の耐火性を高めるには不燃材料を中心とした防火材料を使用する。
住宅の防火対策
コンセント
コンセントまわりのほこりから出火することもあるので、コンセントは掃除しやすい位置に配置する。
また、たこ足配線による発熱・発火に注意をする。
防火設備
住宅用火災警報器・家庭用消火器等
火災が起きた場合には、住宅用火災警報器による早期発見、家庭用消火器や簡易型スプリンクラーによる初期消火が重要である。
飯島 信樹等共著 『快適な生活をつくる間取りの決め方』 西東社、2010年、198項。
なお、住宅用火災警報器は2006年(平成18年)に消防法の改正により設置が義務づけられた。
植栽・生け垣
近隣への延焼、近隣からのもらい火を防ぐ方法として、植栽や生け垣の利用も有効である。
植栽は、葉肉の厚いサンゴ樹などの防火樹がよい。
飯島 信樹等共著 『快適な生活をつくる間取りの決め方』 西東社、2010年、198項。
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