休職
休職とは
休職の定義・意味など
休職(きゅうしょく)とは、病気やケガなど(業務上のものは除く)労働者の個人的な理由(つまり、労働者の都合)で働くことができない場合に、労働契約関係は維持させながら、一定期間労働義務を免除することをいう。
休職制度の法的根拠・法律など
就業規則・労働協約
公務員に関しては法律で休職が制度化されているが、一般企業に関しては労働基準法などの法律では休職について具体的には規定されていない。
したがって、会社は休職制度を設けるかどうかは任意である。
休職制度を設ける場合は休職期間や休職中の賃金の取り扱いなどについて就業規則や労働協約等によって規定する。
労働基準法施行規則
第五条 使用者が法第十五条第一項 前段の規定により労働者に対して明示しなければならない労働条件は、次に掲げるものとする。…
…
十一 休職に関する事項
労使間の話し合い
休職制度がない会社の場合は、労働者と使用者の話し合いで決めることになる。
なお、もし、話し合いがまとまらない場合は、個別労働紛争解決制度という制度があるので、その利用を検討してみるのもひとつの方法である。
同制度の「労働局長の助言・指導」や「紛争調整委員会によるあっせん」を利用して解決を図ることができる。
休職と関係する概念
類似概念・類義語
休業
休職は労働者の個人的都合によるものであるが、休業は法律により一律に義務化された制度である。
休職の分類・種類
休職は、労働者側から休職願・休職届などにより休職を申し出る場合と、会社側から就業規則にもとづくなどして休職命令により休職を命じる場合とがある。
休職に関するテンプレート
休職願・休職届のテンプレート
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休職命令書のテンプレート
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