労働基準法―労働時間
労働時間とは
労働時間の定義・意味など
労働時間(ろうどうじかん)とは、労働基準法上は、拘束時間から休憩時間を除いた実労働時間をいう。
労働基準法
(労働時間)
第三十二条 …
2 使用者は、一週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き一日について八時間を超えて、労働させてはならない。
労働時間の範囲
使用者の指揮命令下
通説・判例では、実「労働時間」に該当するかどうかは、当事者の主観的な意思ではなく、客観的に決まるものであるとしている。
そして、その労働時間該当性の客観的な判断基準については、労働者が使用者の指揮命令の下に置かれている時間であるとする見解(指揮命令下説)を採用している。
Q2.法律上、労働時間とはどのように定義されていますか。|労働政策研究・研修機構(JILPT) http://www.jil.go.jp/rodoqa/01_jikan/01-Q02.html
例外
みなし労働時間制
使用者の具体的な指揮監督が及ばず、実労働時間の算定が困難な事業場外労働と裁量労働については、一定時間労働したものとみなすみなし労働時間制が採用されている。
労働時間の具体例
手待時間
使用者の指示があればいつでも作業に従事しなければならない時間を手待時間というが、手待時間は労働時間に含まれる。
労働時間の分類・種類
労働時間は次のような種類に分類される。
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