雑節(ざっせつ)
雑節とは
雑節の定義・意味・意義
雑節とは、二十四節気と並ぶ、日本における独自の季節区分をいいます。
国立天文台が毎年2月の最初の官報で発表する翌年の暦要項 (れきようこう)で、雑節は二十四節気と並び掲載されています。
雑節の趣旨・目的・役割・機能
季節の変化を示す暦
雑節は、中国由来の二十四節気を補足して、日本の一年の季節の移り変わりをより的確につかむために設けられた暦です。
雑節は、二十四節気、七十二候とともに、季節の変化を示す暦で、現代の日本では衰えてしまった季節を感じ取る力を取り戻す、あるいはもう一度季節に目を向けるためのツールとなってくれます。
また、日本と日本人の原点のひとつがそこにはあります。
年中行事
雑節には年中行事等がともないます。
雑節の経緯・沿革・歴史など
日本では、1873年(明治6年)に太陽暦が採用された際、従来の暦本(本のかたちにした暦)に記載されていた迷信的な暦注(暦本に記入される事項)は世に害をなすものとしてすべて禁止されました。
ただし、それらの暦注のなかでも迷信とまではいえず、行事として国民生活に結びつきのあるものが雑節として集められて残されました。
参考:平凡社『世界大百科事典』
雑節の内容
暦要項では、雑節として次のものが掲載されています。
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