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刑事上の責任―刑事処分の流れ―①警察の捜査

刑事処分の流れ―①警察の捜査

はじめに

自動車を運転をする際に、必要な注意を怠ったために、死亡・傷害などの人身事故を起こした場合は、刑法２１１条２項の自動車運転過失致死傷罪による刑事責任（刑事処分）が問題となります。

刑事処分の流れとしては、自動車運転過失致死傷罪にあたるかの警察による捜査、そして、あたるとすればどのような処分をするかの検察官による刑事処分の決定となります。

1. 自動車運転過失致死傷罪にあたるかの警察の捜査
2. どのような処分をするかの検察官の刑事処分の決定

このページでは、このうち警察の捜査についてまとめています。

自動車運転過失致死傷罪にあたるかの警察の捜査

自動車運転過失致死傷罪にあたる疑いがある場合、警察による捜査が行われます。

具体的には、事故現場の実況見分、事故関係者への取り調べなどが行われます。

さらに、ひき逃げ、飲酒運転など、事案が悪質な場合には、逮捕、拘置により身柄拘束されることもあります。

こうした警察による捜査が終わると、次に警察から検察官に事件が送られます（送検）。

そして、検察官が必要な捜査をして、どのような処分をするかを決定します。