[社会]仕組み・手続き(申請・届出)・内容証明郵便など

日本の社会の仕組みや行政手続き等の方法・仕方・手順などを取り扱います。


退職の分類②―自己都合退職のデメリット


自己都合退職のデメリット・不利な点

現実的には、定年退職を除けば、そのほとんどが自己都合退職として取り扱われています。

しかし、本当は会社都合で退職したのに、退職理由・離職理由が自己都合とされますと、退職する本人には、次の2つの点で不利益を被ります。

1.退職金

退職の理由が自己都合か会社都合かにより、退職金の支給の有無や退職金額に差額を設けている会社が多くあります。

2.雇用保険失業保険)の給付(失業給付失業手当

自己都合退職は、会社都合退職に比較すると、雇用保険の基本手当(いわゆる失業給付失業手当)の給付制限と支給日数(つまり、支給額)の点で不利となります。

給付制限

自己都合退職場合給付制限、すなわち基本手当ての支給の3カ月の先延ばし期間があります。

つまり、基本手当を受け取れるのが、3カ月先になるということです。

これに対して、会社都合退職であれば、こうした給付制限がありません

つまり、ハローワークで雇用保険の受給手続きをすればすぐに雇用保険をもらうことができます。

最短では、受給の手続きをとった日から起算して8日目には支給が始まります。

支給日数

自己都合退職会社都合退職かで、基本手当ての支給日数に大きな差があり、総支給額もかなり変わってきます。



現在のページのサイトにおける位置づけ

現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 21 ページ]

  1. 退職の分類
  2. 退職の分類①―雇用期間の定めがない場合
  3. 退職の分類②―自己都合退職
  4. 退職の分類②―自己都合退職の範囲・具体例
  5. 退職の分類②―自己都合退職のデメリット
  6. 退職の分類②―会社都合退職
  7. 退職の分類②―会社都合退職の範囲・具体例―退職勧奨
  8. 退職の分類②―会社都合退職の範囲・具体例―退職勧奨―方法
  9. 退職の分類②―会社都合退職のデメリット
  10. 退職の分類②―会社都合退職の認定の手続き・手順
  11. 退職・離職の手続き①―自己都合退職の場合―届出(退職届・退職願の提出)
  12. 退職・離職の手続き②―失業給付を受けるには(失業給付の手続きの流れ)
  13. 退職・離職の手続き②―失業給付を受けるには―申請
  14. 退職・離職の手続き②―失業給付を受けるには―申請―離職票
  15. 退職・離職の手続き②―失業給付を受けるには―申請―離職票―発行手続き
  16. 退職・離職の手続き②―失業給付を受けるには―申請―離職票―再発行手続き(紛失等)
  17. 退職・離職の手続き③―健康保険をどうするか
  18. 退職・離職の手続き④―年金の手続きは
  19. 退職・離職―証明書―退職証明書
  20. 退職・離職―証明書―退職証明書―記載事項
  21. 退職時等の証明―退職証明書の書式・文例・テンプレート01

現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ



プライバシーポリシー