資金計画―コストダウン
住宅新築のコストダウンの方法
住宅の新築で悩むことのひとつが資金計画である。
ここでは 『快適な生活をつくる間取りの決め方』(飯島 信樹等共著。西東社)で紹介されている「計画時に考えるローコスト計画10か条」を参考に、住宅新築のコストダウンを図るための方法をリストアップする。
以下、飯島 信樹等共著 『快適な生活をつくる間取りの決め方』 西東社、2010年、145項を参考
延床面積を小さくする
無駄な空間をできる限りなくして延床面積を小さくすれば、当然コストダウンできる(→本体工事費)。
かたちは単純にする
シンプルな外観が嫌いでなければ、単純なかたちにすればコストは下がる。
水回りを集中する
トイレ・洗面室・浴室等のサニタリーやキッチンは集中(隣接)して配置したほうが給排水の配管をコンパクトにでき、イニシャルコスト・ランニングコストともにローコストになる。
ワンルームにする
たとえば、センターリビングの考え方により、リビング中心のワンルームにすれば、廊下や壁などの間仕切り・建具を減らすことができ、コストダウンになる。
収納計画を見直す
収納計画は大切であるが、その前に(使用していない、またはムダな)モノの収納コストに意識的になることが必要である。
たとえば、ほとんど着ない衣類のために4畳半(2.5坪)のウォークインクローゼットを計画した場合、その収納コストは坪単価55万円とすると、約137万円にもなる。
したがって、モノ自体を減らし、収納スペースを小さくすることも検討する。
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