[社会]仕組み・手続き(申請・届出)・内容証明郵便など

日本の社会の仕組みや行政手続き等の方法・仕方・手順などを取り扱います。


水回り―サニタリー―洗面室


洗面室とは

洗面室の定義・意味など

洗面室(せんめんしつ)とは、洗面(顔を洗うこと)の設備をそなえた部屋をいう。

岩波書店 『広辞苑第六版』

洗面室の目的・役割・意義・機能・作用など

兼用空間

洗面室は洗面だけでなく、手洗い、歯磨き、化粧、そして、脱衣室、洗濯室も兼ねていることが多い。

洗面室が浴室への入口になる場合には、洗面室でありながら脱衣室も兼ねる。

増田 奏 『住まいの解剖図鑑』 エクスナレッジ、2009年、88項。

また、トイレを洗面室に設置した場合には、トイレも兼ねることになる(いわゆる洗面所(lavatory))。

生活の質の向上

洗面室や浴室をすっきりと気持ちのよい空間にすると、身繕いや入浴など、毎日繰り返される行為のひととときが楽しみになり、生活全体の質が上がる。

佐川 旭 『住まいの思考図鑑』 エクスナレッジ、2015年、92項。

洗面室の間取り

洗面室の用途を兼用すると、空間の効率化を図ることができる。

しかし、他方、脱衣室または浴室)を利用している人がいるときは他の人が使えないという不便さもある。

そこで、脱衣室を独立させることも検討すべきである。

独立した脱衣室収納スペースや事室としての役割を果たすことも可能である。

洗面室の広さ
洗濯機を設置した洗面室が脱衣室を兼ねる間取り

一般的な住宅では、洗濯機を設置した洗面室が脱衣室を兼ねて1室になり、それが浴室(ユニットバス)とつながるという間取りが多い。

  • 1坪(2畳)…通常は1坪(2畳)タイプが多い
  • 1.25坪…広めの洗面化粧台や収納スペースを確保することが可能

洗面室の設備

洗面化粧台
カウンター

ドライヤーや化粧道具などを置くためにカウンターは長めが便利である。

また、空間もカウンターの線が1本長く通ることにより広がりが出る。

飯島 信樹等共著 『快適な生活をつくる間取りの決め方』 西東社、2010年、88項。

洗面室の注意点・注意事項・ポイント

洗面室の収納

洗面室はこまごまとしたもの(石鹸・歯磨き・コップ・化粧品等)が多いので、十分な収納スペースを確保するとともに、雑然とした空間にならない(ごちゃごちゃしてみえない)ような収納計画を立てる必要がある。

アニメティ・洗剤などのストック分の収納

石鹸・歯磨き・化粧品やシャンプーなどのアニメティのほか浴室洗剤、洗濯洗剤などのストック分の収納スペースも確保する。

なお、洗面室の収納は奥行き15cm(→尺貫法)の収納ラックがあればすっきりと片付く。

佐川 旭 『住まいの思考図鑑』 エクスナレッジ、2015年、75項。

タオル・下着などの収納

脱衣室も兼ねて、洗面室にタオル、下着なども収納する場合には、の一面を造り付けの収納にすると、使い勝手がよい。



現在のページのサイトにおける位置づけ

現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 24 ページ]

  1. ポーチ(玄関ポーチ)
  2. 玄関
  3. 玄関―タタキ
  4. 玄関―玄関ホール
  5. 玄関―上がり框(タタキと玄関ホールの境界)
  6. LDK―リビング(リビングルーム・居間)
  7. LDK―ダイニング
  8. LDK―キッチン(台所・厨房・調理場)
  9. 寝室(個室・ベッドルーム)
  10. 書斎
  11. 水回り
  12. 水回り―サニタリー
  13. 水回り―サニタリー―トイレ
  14. 水回り―サニタリー―洗面室
  15. 水回り―サニタリー―脱衣室
  16. 水回り―サニタリー―浴室
  17. 収納―ウォークインクローゼット
  18. 収納―納戸
  19. 収納―パントリー
  20. 収納―収納家具
  21. 収納―空間の有効活用―ニッチ収納
  22. 廊下
  23. 廊下―センターリビング
  24. 勝手口

現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ



プライバシーポリシー